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2018年04月18日

ブレードランナー2049(2017)

この監督だから、まあ水準以下だろうと思い、DVD化を待って鑑賞。
オリジナル一作目に対しても私はさして思い入れもない。当時私はハードボイルド探偵小説を読み漁っていたので、主人公の雑なキャラクター造形が気になる映像オタク映画、と言う感想しか持たなかった。

ただ、あえて言うなら、当時のSF映画を観る楽しみはその手作り感で、セットは安普請なのにそれを逆手にとってディストピア未来を現出させるSFセンスこそ見所なのであって、今作のように隙間なくCGが画面を支配すると、全ての画面から命が失われる。^_^

「この先観続けても目新しいものはなにも登場しないのだろうな」と思いながらの2時間40分は苦痛以外の何物でもなかった。

俳優陣を見ても、ライアン・ゴズリングは、なるほどこの俳優は女優の引き立て役が一番光るのだな、と改めて思った。
今作のように彼一人だとどうにも映画一本分は持たない。
と思ったが、彼の力量不足というより、監督の問題だろう。そもそもこの作家は俳優を虫のように見つめる視点の持主だ。ゴズリングに限らず一人も魅力的でなかった。今作はファンサービスのつもりで、前作のキャラクターを何人か引き続き登場させるが、そのどれもが全く平凡なシーンばかりだった。(たとえばガフのシーン)

映画、はすでにオワコン、という私の確信を深めてくれた一作、と言えよう。


世界中で不入りだったようだが、当然だ。




posted by となーす at 10:06| Comment(0) | アメリカ映画(おすすめしない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

何者

これはなかなか良かった。
「22年目の告白」の後にこれを観ると、そうそうこれです、と言いたくなる。

この作品のオチのあり方の方がずっと上等なのである。
佐藤健演じる主人公の正体がバレる瞬間、俳優佐藤健の株が上がる。

劇団主催をしている監督だけあって、この年代の少年少女たちを日常的に見ているのだろう。描写が的確なのである。


原作が「桐島部活やめるってよ」と同じ朝井リョウだが、どちらの映画化も「現金に体を張れ」的な展開をするのも面白い。原作は未読だが、映画版2本観たあとだと原作はどういう構成なのか興味が湧いてきた。リチャードスタークみたいに3部構成にしてるのかな。


posted by となーす at 10:56| Comment(0) | 日本映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

22年目の告白−私が殺人犯です−

やはり好きになれない笑
もともとこの映画の原作となった韓国映画を観ていたが記憶に残らないくらい面白くなかったし、今作もノーマークだったのだが、えらく評判だったし劇場でも当たったらしいので、ひょっとしてこの人化けたのか?と期待してDVDを借りて観た。

ネタバレあり






俳優が演じる役の人物が劇中、お芝居でみんなを騙している。
主要登場人物のうち二人がこれをやっているのはいただけない。こういうのはせめてどちらか一人だけであって欲しい。
藤原竜也なんかどうやっても〇〇前の人物と同一視できないし、仲村トオルもあの役は荷が重すぎる。感情の振り幅が小さい俳優だからだ。結果どの俳優も見せ場と言える場面がない。
自分の正体を晒す瞬間がその俳優の見せ場になる、そういう類の映画になるはずの題材と思うのだが。









posted by となーす at 09:56| Comment(0) | 日本映画(おすすめしない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月15日

ベイビードライバー

エドガーライトってカメラの目線が主人公とほぼ一致している。
タランティーノあたりからカメラの目線が神でなく主人公の近くまで降りた映画が増えてきたように思う。
この二人は確か親友同士らしいが、カメラの目線の高さというのは、それくらい千差万別で、同じ相手に会えたらそりゃ親友になるだろうというくらいのものなのだ。

ダイナーでのボーイミーツガール場面の描きかたなんてタランティーノ映画とまるで同じなのがおかしかった。
と同時にこういうサブカルの趣味の一致で出会う男女というのはここから先は成立しにくいだろうな、とも思う。
「世界てひとつのプレイブック」ではメンヘラの男女が初対面で、病院で出される薬の話で盛り上がるシーンがあった。
それに比べると今作のボーイミーツガールの場面はひと昔前感があるのだが、タランティーノと同じで批評的目線がカメラにないから、ええ感じの甘酸っぱさが出ているのである。

でもオープニングのつかみは抜群で上で書いたような目線の高さが大いに活かされている。車に限らず運転者なら誰しも経験のあるあの万能感。と同時に孤独感も。シンプルで力強い。
しかし考えてみればあの「どですかでん」の圧倒的な冒頭と意味論的には同じで実は今作もオープニングシーンで全てを語り切ってしまっている。他にも「ドライブ」なんかもそうだった。つまりオープニングシーンにこの手を使うと本編で失速する作品が多いのである。
エドガーライトはさすがにそれらの作品から多くを学び、失速させない工夫を随所にしている。ただ、銀行強盗ものとしてはあまりに既視感ある場面が続き、途中さすがに飽きてしまった。ヒロインの人選ももうひと工夫欲しいところだ。






posted by となーす at 04:09| Comment(0) | その他外国映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月14日

新感染ファイナルエクスプレス

脚本が上手!
去年評判の高かった映画をまとめてTSUTAYAで借りてきた。これは一番観たかったやつ。

ゾンビものを列車車両内でやる、というのも観たことがなかったし、ゾンビの弱点の設定もまさに盲点、というところだが、ゾンビが襲ってくるだけだと流石にこのご時世、ストーリーに観客を引き込むのは難しい。しかし主要登場人物の人数も的確で彼らの初登場シーンの描写や最適な長さなど、事件前の運びが上手い。
ここが駄目だったらたぶん途中で観るのをやめている。

結果、ゾンビ映画でこんなに泣かされるなんて、というくらいラスト近くでは号泣させられていた。

これは良いですよ、いい映画でした。





posted by となーす at 07:54| Comment(0) | その他外国映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Re:キューティーハニー

OVA作品。

最近「キューティーハニー」の再アニメ化がニュースになっていて、それを見てからというもの、何日も「キューティーハニー」が頭から離れない。
という訳の分からない理由で観た。
wikiったらこれが一番面白そうだった。

3本で1話ずつ3話に分かれているのだが、1本ずつ絵柄や演出が違う。それだけでも見応えがある。

1話で現代的な再解釈をドーンと見せる。2話はダレ場になりがちなところをガラリとテンポを変え絵柄も変えて、3話はなんとシンゴジラ調。
さすがというべきか、興味を引っ張るのがうまい。


最後まで面白く観たは観たのだが、エロを前面に出したキャラクターな割りにエロくないのが意外だった。裸は山ほど出てくるのに全くエロくない。まるで裸に興味がないようだ。女性を外見だけで見てませんアピールが入っているのか、あくまで内面を描こうとする。内面、と言っても「病み」をエヴァよりライトにキャラクターの味付けにしている程度だが。














posted by となーす at 06:45| Comment(0) | アニメ作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天空の城ラピュタ

今さらすぎるが、「天空の城ラピュタ」を観た笑

面白かった。


感想は以上。
こんな有名作品のどこが良かったなんて書いたってしょうがない。
他の人と一緒だわ。


それはともかく、この作品の公開年、あの荻昌弘がキネ旬の邦画ベストテンに入れていたと記憶している。アニメ映画をキネ旬のベストに入れる評論家などほぼいない時代だったので、それは中々インパクトのあることだった。

今作を観たい、と最初に思ったのはその号を読んだ時なのだが、あれから大分先延ばしにしてようやく観たことになる笑


「荻昌弘 ラピュタ」と検索してみても、それに言及した記事は見つからなかった。たぶん、4位か5位辺りに推していたかと思う。





posted by となーす at 06:44| Comment(0) | アニメ作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月29日

2017年ベスト

1.オクジャ
2.ハクソーリッジ
3.沈黙サイレンス
4.エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

4本しか選べませんでした笑

そもそもあまり観てないし、わざわざ2時間使って観ようと思っただけでその映画は80点以上取っていてさらに最後までちゃんと楽しませてくれた作品だけ挙げると上の4本になる。

最近、吹き替え版の「ミッドナイトラン」をVHSで観る機会があったのだが、軽くて楽しくてやはり絶品だった。
何が言いたいかと言うと、マーチンブレストの新作映画が観たい。ブレストに映画を作らせない映画業界などなんの価値があるのか?

まあ、それはともかく上の4作だけは最後までキッチリ楽しめた。ありがとう笑。
2018年も映画自体はどんどん興味の対象から外れていくだろうと思うが、今のところジェームズワンの新作だけは劇場に観に行くつもりだ。
この人はよくよく考えたらすごい人だね。
新しい世代の観客も古い世代も楽しませる映画をコンスタントに作り続けてる。
私のお気に入りのフィルムメーカーが年々いなくなるなか、この人だけが希望の星だ笑




posted by となーす at 18:04| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

哭声 コクソン(2017)

この監督の「チェイサー」も「哀しき獣」も観ている。
どちらも凄く面白かった印象は残っているのだが、内容についてはほぼ忘れている。
「チェイサー」については“角のタバコ屋”の使い方が上手かった、というのを辛うじて覚えている。どう上手かったか、は忘れた。

今作だが、全編通してそこはかとなく同族嫌悪的な雰囲気がある。この人は自分が嫌いだし、韓国人が嫌いなんじゃないだろうか。
というのも、映画の中で何度も主人公の前に選択肢が現れて彼にどちらかを選ばせるのだが、主人公は大体間違った方を選んでしまい窮地に追い込まれる。しかし、だからと言って正解が用意されている気配がないのである。
そうやって主人公に罪を負わせて行くのだが、全体的に試練の与え方がフェアじゃない気がする。

とか思ってると、國村隼が実は〇〇だったことがラストで明かされる。
これ自体、なんだか、オチのためのオチ丸出しで興ざめだったが、相手が〇〇だったら最初から主人公には不利な戦いだ。にもかかわらず、映画は主人公に罪を負わせようとしているのだから、もう、嫌いだからなのだろう、としか言いようがない。


観ていて、どうも乗れないのは、この主人公が【何をためされているのか】を映画が明示してくれないからだと思う。











posted by となーす at 17:30| Comment(0) | その他外国映画(おすすめしない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ELLE(2017)

どエライ評判なので観に行った。
映画目利きの批評家の皆さんがこぞって褒めているし、バーホーベンだし、外れはなかろう。
と思ったのだが、これはもうひとつだった。


テーマやストーリーも8割方知った上で観に行ったのだが、頭からケツまでどうも絵空事めいていてつまらない。

主人公がハードボイルドな振る舞い過ぎる。つまり一本調子なのだ。

何が気に入らないとか、どうされると嬉しいのか、繊細なお芝居で表現されてこそ、なストーリーだと思うのだが。
大オチのためにその辺の芝居がハードボイルドに抑制されているため、物語が大きく動くシーン以外は全て平板で退屈だ。

上映時間の半分くらいは切ってもらった方が楽しめたと思う



posted by となーす at 17:29| Comment(0) | その他外国映画(おすすめしない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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