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2018年06月21日

30年後の同窓会(2018)

私のオールタイムベスト映画の続編が公開された。
まさか45年後に続編が作られるなんて。
調べると都内で一館でしか上映してない。
観に行くしかない。DVD化まで待つとかあり得ない笑

観た。
確かに前作への愛が感じられて良かった。
映画を観終わったあとはどこかで酒を飲みたくなった。
とにかく皆んな美味しそうに酒を飲む映画なのだ、それはオリジナルと同じ。
そういう気分にさせてくれたことで良しとしよう。


リンクレイターは、前作「エブリバディウォンツサム」の方がよほど良かった。
オリジナルとは主人公たちの名前も微妙に違うし、何よりスティーブカレルは「バダスキー」とはだいぶ似てない。
どうやら今作の3人は前作とは違う人物らしいと気づくのだが、それでも観て行くうちにあの時の3人ぽくなってくる。
嬉しくなったのはそんな序盤の間だけで
結構、オリジナルへのオマージュが頻繁に出て来るので、続編なのか、別のストーリーなのか判別がつかなくなる。
つまりノイジーなオマージュが物語の邪魔をするのだ。私が一番嫌いなやつだ笑
カレルを主役に据えたのは平均的なアメリカ人顔、という意図があってのことなのだろうが、これがバダスキーと同じことをやるシーンがあって、寒いことこの上なかった。(オリジナルでニコルソンとナンシーアレンが演じた場面)

本線のストーリーとオマージュが交互に現れるので映画が無駄に長くなっている上、オマージュシーンもそれぞれが長めに伸ばし気味。
編集マン出身のアシュビーの作品へのオマージュならばそこも真似て欲しかった。

とはいえ、列車で向かい合った座席で登場人物たちが話すシーンでオリジナルそっくり過ぎる箇所があり、そこは鳥肌が立った。
(メドウスがバダスキーの気休めを聞いてため息を洩らすシーン)

映画としては2級品だが、海の向こうに同じ作品を愛する同志がいる、という感動は少なくともあった。

帰りはバーに立ち寄ってハイネケンを飲みました。





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2018年06月16日

グレイテスト・ショーマン(2018)

うーむ
長く感じたなー
序盤の親子4人が願い事をするシーンが感動のピークでした。

中盤の、主人公と女歌手のエピソードは丸々カットしてサーカスの物語に絞って欲しかった。主人公は主人公でコンプレックスを持っているのでストーリーの流れは不自然ではないのだが、画的にも感情的にも凡庸で映画があからさまに失速する。
ルックスの良い主人公の葛藤をドラマで観せるのはこの映画でなくたって他にいくらでもある。この映画なら、ヒゲの生えた女性の恋愛をこそ描くべきだろう。

バーナムという人物を描いた映画はこれ以前にも作られているらしい。
そちらはバートランカスター主演だそうだ。ランカスターはサーカス出身である。俄然観たくなった。

歌は良かったよ笑


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2018年06月04日

ドクターストレンジ(2017)

前半のヒーロー誕生譚の部分は凄く面白く観た。昨今のスピリチュアルブームを踏まえたヒーロー像にワクワクした。とくに師匠のビジュアルが良い。「レモ 第一の挑戦」チックで良い。レイチェルマクアダムスも相変わらず可愛い。
だったんだけど、ヒーローが実際に戦う場面になると、魔法の使い方にセンスオブワンダーがなくてありきたりなのが残念だった。
なので後半は画面を観ずにパソコンで作業しながら音声だけ聴いていたが最後まで画面を振り返ることはなかった。

タレント声優二人は違和感なく良い仕事をしていると思った。
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2018年05月31日

ウォーリー(2008)

今更ながら観た。
ピクサーの映画は観ればどれも一級品なのだが、なかなか観る動機自体を得難い。
今作も傑作の誉れ高いが、観よう観ようと思いつつも、えらく時間が経ってしまっていた。

結論から言うと、もう大好き!
EVEが可愛い!
主人公ウォーリーのデザインが観ようによっては自意識の塊に見えるのがこの作品の優れたところで、大量のゴミのなかにコレクションを集めるロボットはオタクたちの自画像、写し鏡のようだ。このロボットにセリフを喋らせないのだから、切ない切ない。
このように現代の心象風景を一枚の絵として写し変えるのがピクサー作品は絶対的に上手だ。映画の土台になる設定がいつも素晴らしい。
魅力的にストーリーを転がせず、設定だけで終わってしまう作品もあるのだが、今作がいいのはやはりEVEの魅力が大きい。
デザインといい、目の表情といい、シンプルすぎて観客の想像の余地がたっぷりあるのがいい。
ピクサー作品では「ラプンツェル」「インサイドヘッド」に並んで傑作。

posted by となーす at 17:44| Comment(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

アウトレイジ最終章(2017)

シリーズの中で一番の出来。
何が良いと言って最初から最後までストーリーの面白さだけで勝負しているのが良い。
今までの北野映画の中でも群を抜いて複雑な話にもかかわらず俳優たちの表情を楽しむ余裕もある。ストーリーテリングが素晴らしく上手いからだ。

登場してすぐに退場するようなチンピラのヒットマン役にビッグネームを配置するキャスティングも前作まではただの無駄使いに思えたが今作では観客の興味を持続させるギミックとして機能していて全く違和感なく楽しめた。有名俳優を贅沢に使った映画の構成に習熟したのが見て取れる。


唯一残念なのは主演ビートたけしのスターとしての線が細くなっていることで、ドスの効いたセリフに肉体が追いついていない。これを最終作にしたのは監督本人もそれに気づいているからだろう。
「男はつらいよ」シリーズの終盤における渥美清を彷彿とさせる佇まいで、なかなか痛々しかった。

しかし映画作家としてはここから先、もう一段の伸び代を感じさせる作品だった。
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2018年04月18日

ブレードランナー2049(2017)

この監督だから、まあ水準以下だろうと思い、DVD化を待って鑑賞。
オリジナル一作目に対しても私はさして思い入れもない。当時私はハードボイルド探偵小説を読み漁っていたので、主人公の雑なキャラクター造形が気になる映像オタク映画、と言う感想しか持たなかった。

ただ、あえて言うなら、当時のSF映画を観る楽しみはその手作り感で、セットは安普請なのにそれを逆手にとってディストピア未来を現出させるSFセンスこそ見所なのであって、今作のように隙間なくCGが画面を支配すると、全ての画面から命が失われる。^_^

「この先観続けても目新しいものはなにも登場しないのだろうな」と思いながらの2時間40分は苦痛以外の何物でもなかった。

俳優陣を見ても、ライアン・ゴズリングは、なるほどこの俳優は女優の引き立て役が一番光るのだな、と改めて思った。
今作のように彼一人だとどうにも映画一本分は持たない。
と思ったが、彼の力量不足というより、監督の問題だろう。そもそもこの作家は俳優を虫のように見つめる視点の持主だ。ゴズリングに限らず一人も魅力的でなかった。今作はファンサービスのつもりで、前作のキャラクターを何人か引き続き登場させるが、そのどれもが全く平凡なシーンばかりだった。(たとえばガフのシーン)

映画、はすでにオワコン、という私の確信を深めてくれた一作、と言えよう。


世界中で不入りだったようだが、当然だ。




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2018年02月18日

何者

これはなかなか良かった。
「22年目の告白」の後にこれを観ると、そうそうこれです、と言いたくなる。

この作品のオチのあり方の方がずっと上等なのである。
佐藤健演じる主人公の正体がバレる瞬間、俳優佐藤健の株が上がる。

劇団主催をしている監督だけあって、この年代の少年少女たちを日常的に見ているのだろう。描写が的確なのである。


原作が「桐島部活やめるってよ」と同じ朝井リョウだが、どちらの映画化も「現金に体を張れ」的な展開をするのも面白い。原作は未読だが、映画版2本観たあとだと原作はどういう構成なのか興味が湧いてきた。リチャードスタークみたいに3部構成にしてるのかな。


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22年目の告白−私が殺人犯です−

やはり好きになれない笑
もともとこの映画の原作となった韓国映画を観ていたが記憶に残らないくらい面白くなかったし、今作もノーマークだったのだが、えらく評判だったし劇場でも当たったらしいので、ひょっとしてこの人化けたのか?と期待してDVDを借りて観た。

ネタバレあり






俳優が演じる役の人物が劇中、お芝居でみんなを騙している。
主要登場人物のうち二人がこれをやっているのはいただけない。こういうのはせめてどちらか一人だけであって欲しい。
藤原竜也なんかどうやっても〇〇前の人物と同一視できないし、仲村トオルもあの役は荷が重すぎる。感情の振り幅が小さい俳優だからだ。結果どの俳優も見せ場と言える場面がない。
自分の正体を晒す瞬間がその俳優の見せ場になる、そういう類の映画になるはずの題材と思うのだが。









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2018年02月15日

ベイビードライバー

エドガーライトってカメラの目線が主人公とほぼ一致している。
タランティーノあたりからカメラの目線が神でなく主人公の近くまで降りた映画が増えてきたように思う。
この二人は確か親友同士らしいが、カメラの目線の高さというのは、それくらい千差万別で、同じ相手に会えたらそりゃ親友になるだろうというくらいのものなのだ。

ダイナーでのボーイミーツガール場面の描きかたなんてタランティーノ映画とまるで同じなのがおかしかった。
と同時にこういうサブカルの趣味の一致で出会う男女というのはここから先は成立しにくいだろうな、とも思う。
「世界てひとつのプレイブック」ではメンヘラの男女が初対面で、病院で出される薬の話で盛り上がるシーンがあった。
それに比べると今作のボーイミーツガールの場面はひと昔前感があるのだが、タランティーノと同じで批評的目線がカメラにないから、ええ感じの甘酸っぱさが出ているのである。

でもオープニングのつかみは抜群で上で書いたような目線の高さが大いに活かされている。車に限らず運転者なら誰しも経験のあるあの万能感。と同時に孤独感も。シンプルで力強い。
しかし考えてみればあの「どですかでん」の圧倒的な冒頭と意味論的には同じで実は今作もオープニングシーンで全てを語り切ってしまっている。他にも「ドライブ」なんかもそうだった。つまりオープニングシーンにこの手を使うと本編で失速する作品が多いのである。
エドガーライトはさすがにそれらの作品から多くを学び、失速させない工夫を随所にしている。ただ、銀行強盗ものとしてはあまりに既視感ある場面が続き、途中さすがに飽きてしまった。ヒロインの人選ももうひと工夫欲しいところだ。






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2018年02月14日

新感染ファイナルエクスプレス

脚本が上手!
去年評判の高かった映画をまとめてTSUTAYAで借りてきた。これは一番観たかったやつ。

ゾンビものを列車車両内でやる、というのも観たことがなかったし、ゾンビの弱点の設定もまさに盲点、というところだが、ゾンビが襲ってくるだけだと流石にこのご時世、ストーリーに観客を引き込むのは難しい。しかし主要登場人物の人数も的確で彼らの初登場シーンの描写や最適な長さなど、事件前の運びが上手い。
ここが駄目だったらたぶん途中で観るのをやめている。

結果、ゾンビ映画でこんなに泣かされるなんて、というくらいラスト近くでは号泣させられていた。

これは良いですよ、いい映画でした。





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