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2013年10月30日

死霊館

観てきました

ジェームスワン、最高っすね
僕みたいにジェームスワン大好きな映画ファンにとって
今回の映画は彼の美点である、「「家族」や「絆」の最良の部分のみを描く」が
思いっきり楽しめる大御馳走みたいなもの。
ラストでは大号泣させていただきました

それともう一つ
前回の「インシディアス」同様、ヒロインが実に魅力的。
女優さんを撮るのが上手い。

「インシディアス」で唸ったシーンの一つに
ヒロインがピアノで作曲するシーンがある
女性が一人きりで打ちひしがれている、そのそばにピアノがある。
ただそれだけなんだが、こういうところに、「優しさ」が感じられるんですよね

また、ストーリー的にも今作は「インシディアス」とそっくり、というか全く同じで
ホラー映画の歴史の一ページに残そうという野心はみじんもない
死霊館、などというそっけない邦題が示すように
表層の部分、映画のストーリーや画面に映し出されるものの中に目新しいものはなにひとつない



そういう表層の部分を取り除いた後に残るもの
登場人物どうしのコミュニケーションを描いたシーンが抜群に光っている

彼らの間にある「絆」の強度
ありていに言えば、家族愛
家族、というシステムの持つ強度、を感動的に描いて他を圧倒している


映画の中で起こる怪奇現象自体は問題ではもはやない、
映画が終わった時、すべての出来事が天からの「ギフト」だ
とまで思わされる(「狼の死刑宣告」や「ソウ」などもじつはそう)


これは、アメリカ映画の本来、お家芸であったはず


とりとめない感じですけど
とにかく
ジェームスワン最高っす





posted by となーす at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月18日

R100

しかしまあ、
味わい深い映画を作るもんだなあ

この人のフィルモグラフィーを何十年後かに振り返ったとき、その多彩さに驚愕することだろう

その、どれもが
人間の内面に対する真摯な探究、という一貫したテーマに貫かれている


今回の作品の肝は何と言っても
あの、快感に震える「表情」

作品の舞台もおそらく昭和、であることも手伝って、
セピア調の画面に浮かび上がるあの気色の悪い目の細い日本人の顔は、戦争中大陸で悪い事をした軍服の日本人が収まった古い写真を思い起こさせる。

なぜS嬢に刺激されてあの様な暗い気持ちの悪い表情になるのか劇中でもちろん説明されないし、パンフレットの監督インタビューを読んだって書いてはいない
あの「古い日本人の顔」は至って感覚的なもので造形されたものなのであって、意図されたものではない
味わい深い、というのはそういうところなのだ

私はあの表情の中に
不幸せな日本人の暗い情念の歴史、のようなものを勝手に読み取っていたので
のちに繋がるストーリーの全てが腑に落ちた

特にラストのあの曲、

西洋人が見て
スタンダップオベーションだったらしいが、

芸術、でしたよ
あの瞬間、この映画は芸術になりました


ちなみに
私は松本監督の地元、尼崎の近く西宮のTOHOシネマズで見たのですが
平日のレイトショーの回だからなのか観客は私一人
貸切状態でした

そういうのも含めて
なかなか味わえない絶品の映画体験でした







posted by となーす at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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