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2016年01月18日

イットフォローズ

主演女優の顔が誰かに似てるなー、と思って観ていると、
内容も込みで、あー、これはあっちゃんだ、と
前田敦子のイメージにぴったりな映画ですね、これ

他者の内面の風景を知りたい、自分のことを分かってもらいたい
そういう若年層特有の衝動をホラーにした作品で好感は持てるが、割とこの手のテーマは日本のアニメに膨大な数あるんではないだろうか

だから物語が難解ということは全然ない

逆に馴染みのテーマであるからこそ展開の仕方に食い足りなさを感じる人も少なくないと思う

主人公の冴えない幼馴染の彼がもうちょっと悶えるべきなんですよね

こういう不満があると、いかに撮影がきれいだろうと音楽が凝っていようと物語の腰骨の弱さを誤魔化してるだけのように見えてくる
低予算を低予算のままで最後まで興味を引っ張るというのは確かに大変な労力なんだろうが、無駄なシーンも多いと思った


でもまあ、ホラーというジャンルで低予算で実績を上げた、というのは単純に売り文句として効果的なんだな、と
伝説を観にわざわざ観に行かされたわけだから




2016年01月12日

ビリギャル


これ、2015年ベストっしょ笑

少ない本数でベストなんか選ぶべきじゃないすね笑

なるほど大多数の日本人にとって『受験』は原風景ですよ
誰もがルールを知ってる競技で、参加したこともある
そして家族にとっての一大イベントでもある
そういうことを思い出させてくれて、なおかつ『大学受験』って文化、なかなか良いものなのかも、とまで思わせるのだから、すごい

映画を観るまえからストーリーの発端から結末まで全て予測可能で、全くその通りに進行するこの話で勝負どころは俳優陣の芝居と節目節目でいいセリフが出てくるか、になると思う
何しろ先の展開が分かっているわけだから
試合を放棄しない説得力が節目節目で必要でそれが寒ければ一気に観客の心が冷めるはずだ
観客の側に関所があってそれを映画が越える様を観る、という映画なわけだ

結果、最後まで楽しく観れた
途中、主人公が大きな壁にぶつかって、立ち直るくだりで、『ロッキーザファイナル』と似た展開になったときは何故か嬉しかった笑


久々、相手を問わずオススメできる映画。
テレビでやっても視聴率が取れそうな優良コンテンツ。
毎年のように放送される様が目に浮かぶ


posted by となーす at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月11日

ミックテイラー 史上最強の追跡者

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つかみが最高に素晴らしい

パトカーが砂漠の真ん中でネズミ捕りをしている
巨大な看板の裏に隠れてスピードメーターを構えていると、初老のドライバーの運転するトラックが一台通過する
警官二人はメーターを見るが制限速度をギリギリ下回っていた
年若の警官は残念そうに首を振って苦笑するが、交通量の極端に少ない砂漠に来る次の車両を待つのに飽きている年長のもう一人は、いや、かまわねえから切符切ってやれ、とサイレンを鳴らしてトラックを追いかける
相手はどうせ田舎もんのじじいだ

止めて内部を見ると、雑然と工具が積まれたいかにも田舎のブルーカラー労働者のトラックで警官の質問に答えるじじいの返答も要領を得ないが、加工した食肉豚を運ぶ道中らしい

情け容赦なく違反キップを切り、ヘラヘラ笑いながらパトカーを走らせ始めるや、年若の方が年長に、あんたはひどいやつだな、とかなんとか薄ら笑いでジョークを飛ばしていると、後方からライフルで頭を吹っ飛ばされる
さっきのじじいがライフルでパトカーを狙って躊躇なく撃っているのだ
しかも腕が良い。

パトカーは横転して谷底に突っ込む。
年長の警官は凹んだ車体に身体を挟まれて身動きが取れないが辛うじて生きている
そこへガソリン容器を手にしたじじいが上から歩いて降りてくる

これまた躊躇なくガソリンをパトカーにぶちまけるじじいに命乞いをする年長の警官。
息子が週末に野球大会に出るとか切符はとり消すとか

しかしじじいは聞く耳を持たず、ガソリンをなみなみ撒いたあと、切られた切符を警官の制服の胸ポケットにしっかりねじ込み
火をつける

まるで放った火がエンジンに引火するまでの時間を正確に読んでいるかのように、ゆっくりその場を歩いて立ち去るじじい

パトカーが爆破するところでタイトル


観客との微妙な共犯関係を構築する秀逸なアバンタイトルではないか笑


続く本編はこのじじいが観光に来た外国人カップルを虐殺する、『悪魔のいけにえ』ストーリー。
だが展開を読ませておいて裏切る話運びの工夫が随所にあって前半は文句なく面白い

このアバンタイトルで作られた観客と殺人鬼じじいの微妙な関係をラスト近くでもう一度刺激するあたりでようやく面白さが戻ってくるが、途中の追いかけっこは間が持たなかったのか、スピルバーグ映画のパロディが多くて緊張感が切れてしまった

アクションシーンが多い方が観客が喜ぶって本当なのか?
明らかにアクションシーンを水増ししている映画って損してるよな笑



後で知ったのだが、この映画はシリーズ2作目なんだそうだ
予算が増えて腕の良い脚本家を雇ったのだろう、この手の映画としては見応えがあった





posted by となーす at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | その他外国映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月09日

龍三と7人の子分たち

死体を粗末に扱うシーン
それと
主人公龍三がオナラをするシーン(オカマに脅されるとこ)

の2回、笑いました


この映画もすごい評判良かったですけど
編集で無理にテンポを作っているし、だいぶ無理してジジイたちが早く喋ってる
セスナの中での樋浦勉の突っ込みゼリフの文字数の多いこと笑
つまり芸人のテンポに近づけてるんですよね
そこが不満でした

映画って傲慢な割りに面白くねえよな、と
こういう映画を観るとつい思ってしまう




posted by となーす at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画(おすすめしない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ババドック 暗闇の魔物

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ババドック 暗闇の魔物

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町山さんがラジオでえらくお勧めしていたのでレンタルしようと思ったら近所のTSUTAYAには在庫がなかった
日本未公開のオーストラリア映画だと海外で評価高くても扱いが寂しいですね
仕方ないので初めてオンラインのレンタルで観た
観ると確かに陰鬱な内容で、生活苦を感じながら映画ではせめて息抜きがしたい的な一般ユーザーには手が伸びにくい作品なのは間違いない
町山さんがラジオで紹介しなかったらまあ一生観なかっただろう

『シャイニング』の本質部分を現代の母子家庭に置きかえて描いており、この作品のあとに『シャイニング』を観るとおそらく『シャイニング』の不真面目さが際立つのではないだろうか
キューブリックの作品はどれもそうだがハッタリが多い。
に比べるとこの作品は誠実な描写で、ファンタジックなホラーとしての恐怖や盛り上がりに欠けてはいるがその分、子育ての苦悩を抱えるシングルマザーの心理を可視化し、見応えは充分にある

ベッドで息子に読んで上げる絵本に母と子が別々の形で影響を激しく受けてしまうというアイデアが素晴らしく
ラストはまた奇妙だが納得のいく結末

子供のころ母親に阻害されたトラウマを抱えてしまった人などに特にオススメしたい

母親にキレられた記憶が映画を観ている間、いくつも蘇ってきて、その絵解きを成人した自分として俯瞰して見る経験ができた
これは監督と主演女優の志の高さがもたらすものだろう
トラウマ外し、という新しい映画の機能を発見させられた思いだ。

去年観てたらベストに入れたい一本



posted by となーす at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | その他外国映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月04日

となーす的2015年ベスト

あんまり映画を観てないけど
今年は映画にとって記憶に残る年だったと思う

タランティーノのおかげでここ数年は映画が臆面もないオマージュやら引用で汚れに汚れていた、と思う


1.マッドマックス 怒りのデスロード
2.ソロモンの偽証 前編
3.ワイルドスピード SKYMISSON
4.ワイルドカード

3の大ヒットがやはり嬉しい
この実績で次作は何か特別な映画を作って欲しい
ワンの新作を追うのが私の一番の楽しみだ。
彼の映画はどれも、映画は映画、一番大事なのは映画館を出た後にある、というブレないメッセージを持っている。

マッドマックスは今年だれもが認めるブッチギリ一位

4はウィリアムゴールドマンやはりすげえ、ってやつ
スターウオーズ7のローレンスカスダンもすげえ、なのだが、いまの働き盛りの脚本家はみんな連続ドラマに流れているのだろうか、2世代前くらいのベテランが引っ張り出されてしかもすげえ仕事をしている

2位のソロモンの偽証、上半期でブッチギリだった、前編は。
後編でミソがついたけど、桐島部活、なんかベストに入れるくらいならこっちを一年のベストに堂々と入れたい


posted by となーす at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リアル鬼ごっこ


女子が叫んでるだけで話が進む、というのは振り返るとこの人の映画は全部そうで、それだけで一本まとめた、と。
たしかにそれだけで映画が作れるひとなんてこの人以外にいま日本映画にはいないのだからスター映画監督なのは間違いない

しばらく稼いでからペースを落としてからが観ごろ、だと思う、この作家は。
posted by となーす at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画(おすすめしない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月03日

誘拐の掟

誘拐の掟【Blu-ray】 [ リーアム・ニーソン ]

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私は原作シリーズのファンです。

主人公マット・スカダーの映像化だけでいうと
『800万の死にざま』のジェフ・ブリッジスが素晴らしすぎるので、リーアム・ニーソンがスカダーらしくないとか、びったりとかそういう視点からは最初から期待はしていない

むしろ彼のスターとしての商品価値がなければこの小説の映像化はなかったわけだからファンからすればただありがとう、という以外ない

イ一ストウッドの『シークレット・サービス』でマルコビッチが演じた犯人像とこの誘拐犯は似ている
あれはCIAが作った怪物がリストラされて野に放たれる、という話だったが物語の時代背景は同じころだったのだろう
新聞が何度も画面に登場するのだから、そのへんを匂わせてくれるやり方はあっただろうに、とは思う

ま、いずれにせよ、シリーズへの愛が感じられて好ましい一編であることは確かで

階段を降りるスカダーにタイトルが浮かび上がるオープニングで『マルタの鷹』の記憶をちよっとくすぐっておいて
その直後に続く幻想的なシーンでは女性の体を愛撫しているかと思いきや…のちょっとしたショックシーン
(このシーンは、ローレンス・ブロックの趣味っぽくていい。)
この2つのシーンがマット・スカダーのシリーズ全体の評になっている

興業的にニーソンのアクションシーンの分量が多めの方がいい、という要請もたぶんあったのだろうが、最後のアクションシーンはとってつけた感じ
と思いきや
しかしそれを補って余りあるシーンがその後に待っていた
ラストでスカダーが帰ってくるホテルである。
あれは本当に原作のイメージ通りで、「八百万の死にざま」のクライマックスを思い出したほどだ。
スカダー、シャワー室に気をつけろ!

先日、スターウォーズフォース覚醒を観たが
スターウォーズシリーズをぼおんやり観ていた私にはとんとピンとこなかったのだが、
誘拐の掟で興奮するくらいのディテールが、あの映画にもさぞかしいっぱいあったのだろう。
ひとそれぞれのこの20年があるということだ。
posted by となーす at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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