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2016年08月31日

グラントリノ(日本語吹き替え版)

以前もこの作品の感想を書いたが、随分と間を置いて2回目の鑑賞をしたら
すげえ良かったので再投稿。
前半のアジア人の隣人たちとの交流をギャグで多いに笑わせて後半のシリアスな展開もテンポ良く見せながら感動させる、いや見事だった


日本語吹き替え版で観たのだが
イーストウッドを吹き替えているのがなんと滝田裕介で、このキャスティングによるところも大きい
吹き替え版洋画の名作『ジョーズ』で主演のロイシャイダーを演じた人だ
『ジョーズ』も、吹き替え版を観たあとはオリジナルの方が違和感を感じるくらいの名作だが、この『グラントリノ』もそれに匹敵するくらいの出来だった

今でこそイーストウッドと言えば吹き替えは山田康雄しか考えられない、などと言う人も多いが、20年も前はみんな違和感を持っていたものだ
ダーティハリーはルパンじゃない、と笑
山田康雄の吹き替えは作品のテーマとかと関係なしにいつも山田節だ、というところがある


あの頃は声優さんもいまよりだいぶ少なかったし、役に合わせて吹き替えをやる、というよりはとにかくこなす、という感じだったのだと思う、テレビでサクっと観れるエンタメ作品以外のシリアスな映画は吹き替えだとイマイチな作品も多い、これは山田康雄だけに限らないのだが。
イーストウッド作品でも『サンダーボルト』などは山田吹き替えが作品にまるで合ってないと思っている



それはそうと、イーストウッド映画というのはドラマが分かりやすい。
テレビでイーストウッドの映画が何度も放送されるのは、単純に途中から鑑賞しても分かりやすいからだ、というのが今作を観て改めて分かった

この分かりやすさの上に声優さんたちの自由な表現が乗っかっていたのだという気がする

今回も途中から見始めたのに、最後まで観るのをやめられなかった笑

特に気に入ったのがあの場面。
ポーチでコーヒーを飲みながら主人公が向かいの家の前で買い物袋を落とした老婆を眺めていると、三人のガキどもが通りがかる
結論としてこの場面は「まったく最近のガキどもはろくなのがいねえ」ということを描くのだが、
その、当のガキどもがやらかすことが面白い。見ながらムカついている主人公本人にも彼らと同じような下衆いところがある、というのがミソ、で、今作でも屈指の名シーンだった笑
これから先も何度か思い出し笑いのタネになってくれるに違いない

あとは、後半で主人公が覚悟を決めたあとに行う行動がいい。
床屋で普段は剃らない髭を奮発して剃らせる、とか、スーツを生まれて初めてオーダーメイドするとか、
こういう優しい視線が本当に素晴らしい。

前回書いたブログ記事は謹んで全撤回させていただきます笑

名作でした












posted by となーす at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | クリント・イーストウッド作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

シン・ゴジラ

ネットで大評判のようで
ほぼ9割の人が褒めているので
DVDが出るまで待つつもりだったのに観に行ってしまいました

ここから先はネタばれなので
映画を楽しみにしている人は読まないでね


一番観てて私的に盛り上がったのは品川駅の踏切近くに現れたゴジラが、あの昔から建っている古い公団を破壊するところ。
今あの公団に住んでいる人たちはなかなかプレミア感を感じられるだろうなあ笑

前半はそんなふうにゴジラが次は何を壊すか、ワクワクしながら楽しめる。東京に住んでいるからこそのワクワクだ

カメラのフレーミングも帰ってきたウルトラマンの第1話を思い出させてとにかく楽しい

前半で地面に近い目線から、ヘリでの攻撃のシーンでカメラが空からの視点になる気持ち良さ
そういうのがちゃんとしてる

ただ、やっぱりこの映画は“今”とつながる回路がないんですよね
言い方を変えると、観客に刺さる言葉や、いまの観客の生活と事態を繋げるようなシーンがない
官僚を主人公にしているからこそのこれは欠点なのだろうと思う
だからと言ってここに14歳の少年が混じっていれば観客に刺さるセリフが出て来ると言うもんでもないが

だからたぶんそんなにお客さんは入らないんじゃないかな
おっさんたちのための映画ですからおっさんは楽しめますよ

最後、ゴジラのやっつけかたが面白かった
あれ、作者が子供のころに思いついたんじゃないかな笑
ゴジラの周りにミニカーを並べるとか、みんなやったからね







posted by となーす at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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