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2017年06月22日

アルカトラズからの脱出

netflixに入っていたのでつい、クリックしちまった。
クリックしちまったら最後、もう途中でやめられない。
これはそういう映画。
これまで何度も観ているのに、ストーリーも全部分かっているのに、だ。

とにかく刑務所に入るところから始まって出て行くまでの話、なのだが、なにも脱線せずに一直線に進んで行く。
動機が、とかそんなもの何も描かれない。

場面全てが、2つの相反するものの緊張関係でまとめられている。看守と囚人、夜と昼からはじまり、
2つのうちひとつは囮、とか。

ドンシーゲルのことはあまり詳しくないが、他の作品もそうなのだろう。
他の作品も観て確かめたくなった。






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2017年06月19日

ロッキー3

一転して内省的な映画になったなぁ。
戦うテーマが個人的になって、替わりに背景が派手もしくはチャラくなっている。
前2作とは見た目をガラリと変えてきた。

前半のハルクホーガンとの試合など茶番もいいとこなんだが、上手く物語として機能しているし、脚本もコンパクトにまとまっているし、気楽に観れる感じは悪くない。

試合シーンは前作より上手くなっている。

今回もモチベーションを失い、ロッキーはダラダラする。
ダラダラするシルベスターに羽佐間道夫は特にハマる。逆に試合中のロッキーの声には全然合わないのだが。シルベスターの高テンションの芝居と羽佐間さんの声とは食い合わせが悪いのだ。

特に今作の場合、ミッキーが死ぬ、という感情的にはシリーズ随一の事件が起こる。
このシーン、羽佐間さんの吹き替え、苦労の跡が見えて大変興味深かった。

実は今作はモチベーションを回復する場面がよく出来ている。
エイドリアーンとの会話だけで、ワンシーンで回復する。お手軽な感じなのだが、説得力がちゃんとある。
シリーズはこの後、この、エイドリアーンのセリフ一発注入→覚醒、のパターンが増えるのだが、毎回ここは結構いいセリフが多い。シルベスターのダイアローグ力(りょく)は高いのである。


さて、ここまで来てロッキーマラソンを継続するかどうか迷っている。
4と5の山は高いなあ。


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2017年06月18日

ロッキー2

何十年ぶりかで2回目の鑑賞。
モチベーション不足、という問題をじつに丹念に描いて見応えがある。
一作目の試合で燃え尽き症候群に落ち入ったロッキーをあの手この手でリングに引きずり出そうとする物語。

公開当時は安易な続編、という捉えられかたをしたが、主人公が再戦で勝つか負けるか、というのはだいぶ大きな賭けだっただろうと思う。
監督を兼任したのも、そのリスクを背負ってのことだと思う。
結果的に批評家筋から支持は得られなかったが、今観ると、映画は観客に奉仕する、の哲学が最初から最後まで揺るぎなく、シルベスターの作品群またはロッキーシリーズの中でも「ファイナル」と並ぶ傑作だった。

前作のヒットを受けて予算も跳ね上がっているはずだが、どこに金をかけたか、観ていると主に2点、前作よりあきらかに金のかかった箇所があった。試合会場のエキストラ、それとランニングシーンでロッキーの後ろから追いかけて走ってくる子供たち。これが信じられないくらい多い。

この映画自体が観客へのプレゼント、という姿勢を明確に打ち出している。
これが「ファイナル」で後年踏襲されたわけだ。

大ヒット作の後に続編が作られるのは映画ビジネスだから当然だが、初監督の続編でこれに辿り着いているのがこの人の才能で、長いキャリアの中で紆余曲折はあっても今でも彼の作品群の変わらぬ本質だ。

気になったのはスローモーション撮影が試合場面で多用されていたこと。シリーズを通じて初めてだし、突然ゆっくり画面が動くのはかなり違和感がある。

さて、アマゾンプライムにはシリーズ全作入っているので、次は3を投稿します。















posted by となーす at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

マジックマイク

ソダーバーグは編集が上手い。
芝居をキチンと見せるためにカットを長めに撮るのに、シーン終わりを若干短く切ってテンポを出す。
序盤の掴み、マイクたちのストリップパフォーマンスまでは登場人物たちの紹介だけで何も起きないシーンに結構時間をかけているのに、飽きそうで飽きない。これは映画が上手い、としかいいようがない。
俳優たちの選び方のセンスもいい。主演どころはもちろん端役たちの表情もイキイキしている。
そうそう、みんなが好きなのはこっちのマコノヒーだよ。
ソダーバーグは意外と観ていない。「エリンブロコビッチ」など大好きな映画はあるが、それより以前の「アウトオブサイト」を原作エルモアレナード大好きだった時代に観て、ガッカリしたことがあるからだ。あれはレナード原作のくせにモッタリした演出で途中2回くらい寝落ちした。
まあ、いずれにしろハズレの少なそうな映画監督を見つけるのは嬉しいものだ。
まだ観てない作品が多いとなお嬉しい。




posted by となーす at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インターステラー

「ダークナイト」もそうだが、終わり方がこの人はあまり上手でない気がする。
メインのストーリーがオチたところでスパっと終わって欲しいところに、枝葉末節の解決のシーンを足す、というところがある。
だから鑑賞後の印象が散漫になる。

一番のヌキどころ、をいつも決めかねているのではないだろうか。


観終わったあとWikiを読むと、企画当初はスピルバーグ監督作になる予定だったみたいだが正直そっちの方が観たかった。

あとはロボットの吹き替えが山田康雄のセリフ回しだったのが面白かった。この吹き替えがなければこの映画、無駄にシリアスなので息を抜くところがない。最後まで観れなかったと思う。


2017年06月15日

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

何でしょうか、この生真面目な映画は。
一応シリーズは全て観ているので今作も、という以上の理由もなく、見始めた。
さすがにスターウォーズ特有のルックは観る者をワクワクさせる力がある。
スターウォーズらしい美術を観ているだけでしばらくは楽しめる。

しかし長すぎる戦闘シーンでだいぶ眠気を誘われるし、ドラマは古臭いし、で楽しめるのは最終的にピーターカッシングのシーンに代表されるようなファンサービスだけだった。
今作を観て改めて思ったのは、戦争映画が完全に今の時代に合っていない、ということ。
スターウォーズ7の脚本家はそれがよく分かっているので、あれは冒険活劇として作られている。今作は完全に戦争映画。
戦争映画をガッツリ見せられても、ファンタジー世界が土台なので、どういう感情で観ればいいのか、分からなくなる。

スターウォーズの4や5もそれなりに戦闘シーンが長いが、あの時代にはあんな映像は他では観れなかったからこそ成立したのであって、今作と条件が同じではない。

シリーズが再開して2本目だが、同時代感の薄い仕上がりで、なんとも先行きが不安な感じだ。

2017年06月11日

PK

これはほんまもんの大衆娯楽映画。
大衆の1番の関心事をモチーフに選んで正しくエンタメとしてまとめ上げて見事です。
しかも

こりゃー多神教の時代は終わるな。笑
という痛快にして映画史的にも世界史的にも決定的な傑作だと思う。

個人的には大好きな映画は他にもあるし、それぞれに思い入れはあるが、
これから生まれてくる子供たちが最初に出会う映画は、他でもないこの映画であって欲しい。

まだ観てないが今年は「メッセージ」やら「正解するカド」など宇宙人コンタクトものが多いが、この作品の世界的なヒットの影響下にあるのだろう。
しかし、この作品はそれら宇宙人映画のすでにして決定版で、今作を最後まで観れば結論まで到達しちゃっている。
そう、私たちが宇宙人である、と言っちゃっているのである。私は今作のラストをそう観た。

この映画は見た目以上に隅々まで目配りの出来た作品なので、主人公の宇宙人を美形にしたりしない。
どっちかというと小汚い風貌にしている。
(留置所のシーンで海苔のようなものをクチャクチャ食べているサマの小汚いこと!笑)
要するにこの小汚い宇宙人は最後までカリスマやヒーローにならない。

誰かをヒーローにする時代は終わった、預言者はいらない。
そういう現代を象徴する作品なんであーる。

















posted by となーす at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | その他外国映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クライングゲーム

名作、との噂は前から聞いていたが、これまで内容もなにも知らなかった。
淀川長治さんがすごく褒めていた、という印象だけで、何年も経ち、ようやくアマゾンプライムに入っていたのでぼんやり見始めた。

最後までちゃんと面白い。
正確に言うと名作、というほどではなかった。
いや、そもそも名作だぜえ、という顔もしていない。

この映画の面白さの肝になるシーンがかなり中盤にあって、そのシーンは心底驚いた。
なんとなく見始めた、という鑑賞態度が正解だった。

思えば、最初のシーンが何気なく変なんだよな、
恋人同志が遊園地でイチャついている。
男は黒人で女は白人。
男はビールを飲みすぎたとか言って、テントを張っただけの仮設トイレに行くが、彼女の手を握ったまま、一人でトイレに入る。
なんで手を離さないか、というと、彼女に逃げられるんじゃないか、と疑っているんだと。
片方の手がイチモツを握っていることを観客に想像させるだけの時間をたっぷり長回ししてトイレから出てきた彼氏が再び彼女とイチャつき始めるのを見せるのである。
観てるこちらはこう思う。
手を洗ってねえ!

こういう、なんのメッセージもないが記憶に練りつくファーストシーンを観たらなんとなく続けて観ちゃうでしょう。

この映画を観終わって思うのは、最近はなにもかも白黒つけすぎなんだよな。ということ。
愛なら愛をガッツリ描く。誰かを何かの行動に駆り立てなければ物語の推進力が足りない、などと思いすぎな感じがある。
セリフがキャッチーなパンチラインな方がいい。そのほうが切りとられて広告しやすい。
そんなノウハウで凝り固まってない時代の映画だ。
なんとなく変な気になりかたで他人と関わり、気がついたら情が湧いている。そういう人間関係を描いている。
そして他人と関われば関わるほど当人たちそれぞれの孤独が立ち上がってくる。

味わい深い小品でございました。



posted by となーす at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | その他外国映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

スーサイドスクワッド

アメコミ映画って本当つまんない。
これ、誰が観てるの?
子供?大人?

漫画のキャラクターを現実の俳優たちがタフぶって演じてるのを観てなにが楽しい?

出演する方は楽しかろうよ。
みんなでサバゲー気分でしょ?笑


喧嘩強い、おれ、カッコいい。
舐められたら必ずやりかえす、おれ、カッコいい。
どのシーンを観ても、同じ自己陶酔が溢れていて、観てるこっちが恥ずかしい。

開始30分くらいで鑑賞を辞めました。

今回のジョーカーは衣装の色で演じ方を決めた感じか?
あれだけキャラクターがいれば悪役ジョーカーが埋もれてしまう。衣装と髪の色をジョーカーだけパステルにしよう。
現場でメイクと衣装を着せられた俳優は鏡を見ながら役作り。
という程度だろう。それ以上の想像力を感じない。

まあ、別にジョーカーファンてわけでもないんですけどね、私。








2017年06月05日

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

この人の映画は「スクールオブロック」しか観てない。というか、他の作品はどれも途中で観るのを辞めている笑
理由は大抵がエンタメ性が低くてじっくり腰を据えて観ない限り、味わえないからだ。
いつも序盤からライド出来ない作家、というのがリンクレイターのイメージだった。

ただし、いつも、いつかはちゃんと観たい、と思い続けていた作家でもあった。
なぜなら私のオールタイムベストワン「さらば冬のかもめ」の続編を作っている男だからだ。

さて本作だが、これは大学内ロードムービーとでも言うべき物語で、新入生が大学内のパーティーを渡り歩きながら自分探しをする。
この映画を観るうち、「さらば冬のかもめ」を徹底的に観て研究している人の作品だなぁと感心した。格別な愛情を抱いているに違いない。
この人なら続編が是非観たい。

今作は「さらばー」のハッピーエンド版といっていい。こちらを正式な続編と見なしたってなんら差し支えないよ、おれ的に。
特に良かったのは終わり方!
最高に切れ味がいい!


人生は素晴らしい!

ありがとう!

posted by となーす at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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