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2017年06月26日

ツインピークス

放映当時は全く観ていなかった。
これ以前にフジの夜中やっていた「ヒルストリートブルース」は毎週観ていたのでマークフロストの名前は認識していた。
「ヒルストリートブルース」に対する愛は当時相当だったからこれも観てもおかしくなかったのだが、なんせリンチが食わず嫌いだった。
そんなわけで、初「ツインピークス」になったわけだが、
舞台になっている小さな田舎町の住人たちがみんなそこそこ裕福で浮かれ気分なのが今観ると衝撃的だ。生活不安が一切ない。
誰も彼もみんな趣味に興じるか、浮気も含めた恋愛に耽溺している。

経済的な自由を前提として町の中でだれが一番珍奇な享楽を得ているのか、上手くそれと気付かれずにやれているのか、ドラマの興味はそこらへんにある。

シーズン1の「序章」と「エピソード1」を観終わったところだが、これ、犯人興味ある?



posted by となーす at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | TVドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロッキー4/炎の友情

「炎の友情」とのサブタイトルはよくつけたもので、4になるとロッキーの最大のテーマ“生活苦”が跡形もなく消えている。「ロッキー」シリーズに非ず、今作は潔くシルベスターは世界一強くてしかも友情も大切にするカッコいい男を目指す物語だ。

実際ここでのシルベスターはシリーズ中一番のイケメンに撮れている。場面によってはアルパチーノそっくりの表情をする。


”生活者”の側面をバッサリ切ってひたすら「カッコいい」に貢献するある意味ストイックな作品になっている。

シリーズ中「4」が一番好き、という人が結構いるのはこの理由による。


前作「3」と同年に公開されたのが「ランボー」。確か日本では「3」が夏休み、「ランボー」が年末お正月興行だった。

「ランボー」は日本では当たったが、本国ではソッポを向かれた。ベトナム戦争後遺症映画はすでにアメリカでは飽きられていたのだ。その反動がおそらく「4」の制作態度に現れているのだろう。


話は変わるが敵役のドラゴ。今観ると、なんというモッサリした動きだ。ビジュアル的にオカダカズチカっぽいのでもっと動けるやつかと勝手に思っていた。

素人感がすごい。


クライマックスの試合で見せるシルベスターの肉体美がハンパない。


この時代は生活苦を抜け、上昇志向一辺倒の時代だったのだなあ。

ラストの演説だって、上昇志向の気分をよく表している。










posted by となーす at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハクソーリッジ

久しぶりに映画館で映画を観た。
振り返ると1月末の文芸座以来だ。

それだけ観たい映画がないからだが、最近はネットに上がっている評論や感想が膨大だから、それをいくつか読んで観た気になれる、というのもある。なんせ映画の中で起きる出来事は公開されてしばらく経つと全部情報としてネット上に出てくる。予告編も最近はだいぶ丁寧に説明しちゃってる。
実際の作品がそれらを読んだこちらが想像したものを凌いでいる感じがしないとわざわざ映画館に行く気がしない。そんなわけでいよいよ本数が限られるようになった。当たり前ですけど想像したのより下回る作品の方が多い。


それで行くとこの「ハクソーリッジ」はストーリーを頭から最後まで全部読んですぐその足で映画館に行っても大丈夫。
多いに笑って泣ける作品、と言っていい。
いや、実際にはストーリーを読んでは行かなかったけどね。
つまり、今作が描いているのは出来事ではない、ストーリーで説明出来ることではこの映画を観たことにはならない、という類の映画だった。

まず人間関係の描き方が、ありふれた言い方だが一面的でない。
ただ、一面的でない、というのは口で言うほど簡単ではなく、一般的に名監督と呼ばれている人でもこれが出来る人はすくないのである。
例えば黒澤明などは割と紋切り型のキャラクターを動かすのが得意で、あまり自分以外の人間に興味がない。これは宮崎駿などもそう。どちらが上とか下と言うことじゃなくそういう性質が大衆の気分に沿っているかいないか、の問題なのである。


人間を多面的に描く、というのは人間関係に多いに悩んだ人にしか出来ないのだと思う。

定石通り、主人公が戦場に行くまでの過程が大体映画の半分程度あるが、短いシーンでテンポよく見せる。どのシーンも本当に完成度が高い。
観た人ならわかるが、主人公が入隊した初日の場面など、人物を紹介しながら笑いがいくつも仕掛けられている。笑いとともに彼らの人となりが観客の記憶に残る。それもわざとらしくなく自然にサラリとやる。映画館でちゃんと笑いが起こっていた。
この点でも本作は大人の鑑賞に耐えうる一級品だが、まだある。

監督メルギブソンは主人公の英雄的行為を出来事を並べて描いているのではない。
なぜこの人はそれが出来たかを、まず自分が知りたがっている。自分の問題として。
その真剣さ具合がこの映画の見応えになっている。


途中、父子のやりとりのシーンが終わり、すぐ後に戦場の地獄を描く場面に変わるくだりがあるのだがそこは最高潮に泣ける。
シーンのつなぎ方で泣かされるなんて演奏(演出)が素晴らしいとしか言いようがない。作家の気持ちをまるごと見せられた気がした。


映画館で映画を観る体験を久しぶりに多いに堪能致しました。素晴らしいです。


posted by となーす at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SCOOP

観始めてしばらくして、福山雅治ありき、の企画か、と気付いた。
現実はどうか知らないが、福山の別な一面を引き出す、がこの映画のメインの役割のようだ。

その大命題のせいかどうかわからないが
どことなく古い。とくにセリフが。
しばらく観ていて気付いたのだが、昔の東映セントラルぽい、か、Vシネマの初期のころぽい。

観ていくほどにこれは今、需要ねえだろ、と感じてしまう。


初期のVシネマって顧客はほぼ男だったからね、って今もそうか。
その世界観に福山雅治とリリーフランキーの二人の食い合わせが悪すぎて笑ってしまった。

この監督さんは今いろんなスタイルを試している過程にいるようで、面白くハマった作品とハマり切らないやつとが交互に出てきている感じ。

というわけでこれも途中でギブアップしました。

posted by となーす at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画(おすすめしない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

みんな大好き「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」をようやく観ました。
私は洋楽は全く興味がなかったので、そのへんが絡むとこは評価できません。
ただこの人の前作「スーパー」は観ていて、そのときの印象は「上手い!」だった。
美人の嫁さんをイケメン麻薬王に寝とられたブ男が自警ヒーローになる、というお話で、普通に生きてる観客にはあまり興味も湧かないテーマを面白く仕立てていた。
私的に言っても、好きでも嫌いでもない、正直あまり記憶に残らない作品だった。

今作は日本以外では大ヒットしたのだそうだ。
そりゃそうだ、日本人はもう「ワンピース」を美味しくいただいちゃってる。
本当に食べたいやつ、渇望してるやつしか観に行かなくなってるから日本人は。

オープニングはとても良かった。
ちょっとしたタイミングで一生悔いが残ってしまう、ってやつ。
こういうところには抜群の才能を感じるのだが、やっぱり宇宙の冒険活劇に食傷気味かなあ。今まで見たことのない画が欲しい。
終わってみると結局一番良かったのはロケットの吹き替え、加藤浩次で、この人がいなかったら最後まで観れたか怪しい。
私のような吹き替えフェチには、こういう人寄せ起用なのに「意外にハマった」著名人吹き替えというやつがこれ以上ない大御馳走なのだ。
「コロンボ」レベルでオリジナルを超えた吹き替えになっていると思う。現在私はこのキャラクター見たさに続編観に行こかな、になってるから。




posted by となーす at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

アルカトラズからの脱出

netflixに入っていたのでつい、クリックしちまった。
クリックしちまったら最後、もう途中でやめられない。
これはそういう映画。
これまで何度も観ているのに、ストーリーも全部分かっているのに、だ。

とにかく刑務所に入るところから始まって出て行くまでの話、なのだが、なにも脱線せずに一直線に進んで行く。
動機が、とかそんなもの何も描かれない。

場面全てが、2つの相反するものの緊張関係でまとめられている。看守と囚人、夜と昼からはじまり、
2つのうちひとつは囮、とか。

ドンシーゲルのことはあまり詳しくないが、他の作品もそうなのだろう。
他の作品も観て確かめたくなった。






posted by となーす at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

ロッキー3

一転して内省的な映画になったなぁ。
戦うテーマが個人的になって、替わりに背景が派手もしくはチャラくなっている。
前2作とは見た目をガラリと変えてきた。

前半のハルクホーガンとの試合など茶番もいいとこなんだが、上手く物語として機能しているし、脚本もコンパクトにまとまっているし、気楽に観れる感じは悪くない。

試合シーンは前作より上手くなっている。

今回もモチベーションを失い、ロッキーはダラダラする。
ダラダラするシルベスターに羽佐間道夫は特にハマる。逆に試合中のロッキーの声には全然合わないのだが。シルベスターの高テンションの芝居と羽佐間さんの声とは食い合わせが悪いのだ。

特に今作の場合、ミッキーが死ぬ、という感情的にはシリーズ随一の事件が起こる。
このシーン、羽佐間さんの吹き替え、苦労の跡が見えて大変興味深かった。

実は今作はモチベーションを回復する場面がよく出来ている。
エイドリアーンとの会話だけで、ワンシーンで回復する。お手軽な感じなのだが、説得力がちゃんとある。
シリーズはこの後、この、エイドリアーンのセリフ一発注入→覚醒、のパターンが増えるのだが、毎回ここは結構いいセリフが多い。シルベスターのダイアローグ力(りょく)は高いのである。


さて、ここまで来てロッキーマラソンを継続するかどうか迷っている。
4と5の山は高いなあ。


posted by となーす at 04:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

ロッキー2

何十年ぶりかで2回目の鑑賞。
モチベーション不足、という問題をじつに丹念に描いて見応えがある。
一作目の試合で燃え尽き症候群に落ち入ったロッキーをあの手この手でリングに引きずり出そうとする物語。

公開当時は安易な続編、という捉えられかたをしたが、主人公が再戦で勝つか負けるか、というのはだいぶ大きな賭けだっただろうと思う。
監督を兼任したのも、そのリスクを背負ってのことだと思う。
結果的に批評家筋から支持は得られなかったが、今観ると、映画は観客に奉仕する、の哲学が最初から最後まで揺るぎなく、シルベスターの作品群またはロッキーシリーズの中でも「ファイナル」と並ぶ傑作だった。

前作のヒットを受けて予算も跳ね上がっているはずだが、どこに金をかけたか、観ていると主に2点、前作よりあきらかに金のかかった箇所があった。試合会場のエキストラ、それとランニングシーンでロッキーの後ろから追いかけて走ってくる子供たち。これが信じられないくらい多い。

この映画自体が観客へのプレゼント、という姿勢を明確に打ち出している。
これが「ファイナル」で後年踏襲されたわけだ。

大ヒット作の後に続編が作られるのは映画ビジネスだから当然だが、初監督の続編でこれに辿り着いているのがこの人の才能で、長いキャリアの中で紆余曲折はあっても今でも彼の作品群の変わらぬ本質だ。

気になったのはスローモーション撮影が試合場面で多用されていたこと。シリーズを通じて初めてだし、突然ゆっくり画面が動くのはかなり違和感がある。

さて、アマゾンプライムにはシリーズ全作入っているので、次は3を投稿します。















posted by となーす at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

マジックマイク

ソダーバーグは編集が上手い。
芝居をキチンと見せるためにカットを長めに撮るのに、シーン終わりを若干短く切ってテンポを出す。
序盤の掴み、マイクたちのストリップパフォーマンスまでは登場人物たちの紹介だけで何も起きないシーンに結構時間をかけているのに、飽きそうで飽きない。これは映画が上手い、としかいいようがない。
俳優たちの選び方のセンスもいい。主演どころはもちろん端役たちの表情もイキイキしている。
そうそう、みんなが好きなのはこっちのマコノヒーだよ。
ソダーバーグは意外と観ていない。「エリンブロコビッチ」など大好きな映画はあるが、それより以前の「アウトオブサイト」を原作エルモアレナード大好きだった時代に観て、ガッカリしたことがあるからだ。あれはレナード原作のくせにモッタリした演出で途中2回くらい寝落ちした。
まあ、いずれにしろハズレの少なそうな映画監督を見つけるのは嬉しいものだ。
まだ観てない作品が多いとなお嬉しい。




posted by となーす at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インターステラー

「ダークナイト」もそうだが、終わり方がこの人はあまり上手でない気がする。
メインのストーリーがオチたところでスパっと終わって欲しいところに、枝葉末節の解決のシーンを足す、というところがある。
だから鑑賞後の印象が散漫になる。

一番のヌキどころ、をいつも決めかねているのではないだろうか。


観終わったあとWikiを読むと、企画当初はスピルバーグ監督作になる予定だったみたいだが正直そっちの方が観たかった。

あとはロボットの吹き替えが山田康雄のセリフ回しだったのが面白かった。この吹き替えがなければこの映画、無駄にシリアスなので息を抜くところがない。最後まで観れなかったと思う。


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